.NET Framework 概要
.NET Frameworkとは
参考: .NET
.NET Framework とは、マイクロソフトが開発したアプリケーションの開発・実行環境です。
最新バージョンは .NET Framework 4.6 になります。
.NET Frameworkのシステム要件は以下のページで確認できます。
.NET アプリケーションの開発言語について
.NET Frameworkでは、どの言語で記述されたプログラムも 共通中間言語(CIL) にコンパイルされます。
この共通中間言語を 共通言語ランタイム(CLR) が読み込むことで、アプリケーションが実行されます。
Visual Studio では C# , VisualBasic , F# が.NETアプリケーションの開発言語として使用できますが、どの言語で開発しても
.NETアプリケーションとして実現できることは変わりません。
この勉強会では C# を使用します。
Visual Studio について
上記サイトにアクセスすると、トップに3つの項目があります。
- Visual Studio Code
- Visual Studio Online
- Visual Studio
Visual Studio Code
- 無償で使用できます。
- Windowsだけでなく、Mac OS X と Linux 向けも提供されています。
- ASP.NET 5、Node.jsの開発が可能です。
- 30以上のプログラム言語の構文のハイライト表示、ブラケット マッチングに対応しており、プログラムエディタとして使用できます。
- プレビュー版です。
Visual Studio Online
Team Foundation Server のSaaS版です。
- バージョン管理 (TFVC, Gitに対応)
- 継続的インテグレーション (CI)
- バグチケット管理
Visual Studio
Windows向けの統合開発環境です。
Community, Professional, Enterpriseの3つのエディションがあります。
通常の企業での開発に使用する場合は Professional以上が必要です。
Visual Studio 2015 では以下のアプリケーションが開発できます。
Windowsアプリ
- Win32 デスクトップ アプリ
- C++ MFCによって作成する、Windowsでのみ動くアプリケーション
- .NET アプリ
- .NET Framework上で動作するアプリケーション
- Windowsストアアプリ
- Windows Phone 8以降で動作するアプリケーション
- UWP(Universal Windows Platform)アプリ
- Windows 10がサポートするさまざまなデバイスで動作させることが可能なアプリケーション
Win32 デスクトップ アプリと .NETアプリは 従来の Windows アプリ :Classic Windows Application (CWA) と呼ばれます。
Webアプリ
- ASP.NET 4.6
- ASP.NET Web Forms
- ASP.NET MVC
- ASP.NET Web API
- ASP.NET SygnalR
- ASP.NET 5
- まだ製品版ではありません。
- Web Formsが廃止されており、デフォルトでASP.NET MVCが選択されます。
- Node.js
- Python
モバイル アプリ
- JavaScriptによるハイブリッドアプリ
- Apache Cordova によって HTML5とJavaScriptを使用した Windows, Android, iOS向けのモバイル アプリを開発できます。
- C#によるネイティブアプリ
- Xamarin によって C#を使用した Windows, Android, iOS向けのモバイル アプリを開発できます。
- 別途 Xamarinのライセンスが必要です。
- C++によるネイティブアプリ
- Visual C++ for Cross-Platform Mobile Development によって C++を使用した Windows, Android向けのモバイル アプリを開発できます。
参考: 第1回 Visual Studio 2015って何ができるの? (1/6)